下剤 種類 作用

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瀉下薬(便秘薬や下剤)の種類や作用について

便秘の治療薬としてよく使われる下剤ですが、その効果により『刺激性下剤(アントラキノン系)』と『機械性下剤』に分類できます。

刺激性下剤は腸に刺激を与えて排便をうながすタイプ、機械性下剤は便に働きかけ、便をやわらかくするなどして排出しやすくするタイプです。

 

刺激性下剤の種類とその作用

 

1、大腸刺激性下剤

 

市販薬でもっとも多く使われているタイプです。

大腸に刺激を与えて腸の動きを活性化させ、排便を促します。

効果は期待できますが、習慣性があり長期間の使用にはむいておらず、腹痛などの副作用も起こりやすいです。

服用から効果が現れるまでに6〜8時間程度かかります。
代表的な主成分として、ビサコジル、ダイオウ、アロエ(キダチアロエ)、センナがあります。
処方薬のアローゼン、プルセニド、大黄など、市販薬ではコーラック、ビューラック、スルーラックSなど。

 

2、小腸刺激性下剤

 

小腸に刺激を与えて排便を促し、大腸刺激性下剤に比べて副作用が少ないと言われます。

服用してから効果が現れるまでに2〜4時間ほどかかります。
代表的なものとしてヒマシ油など。

ヒマシ油は骨盤器官の充血を引き起こすので、妊娠中の方には使えません。

 

機械性下剤の種類とその作用

 

1、膨張性下剤

 

偏食や過度のダイエットで便の量が少なすぎ、腸に刺激を与えられず便秘になった人向けの下剤です。

多めの水と一緒に飲むことで、腸内で水分を吸収して膨張し、便の量を増やす作用があります。

習慣性はなく副作用も少ないので使いやすいですが、即効性に欠けます。

代表的な成分として、寒天、プランタゴ、小麦ふすまなど。
処方薬のバルコーゼ、市販薬のサトラックス、ウィズワン、スルーラックデトファイバー(これらは正確には大腸刺激性+膨張性)などが該当します。

 

2、塩類下剤

 

塩類の浸透圧を利用した下剤です。

浸透圧により便の中の水分が腸に吸収されるのを抑え、水分を便の中に引き寄せる作用があり、便をやわらかくして排泄しやすくします。

習慣性はなく、ほかの下剤と併用されることもありますが、腎臓に疾患を持つ人には向きません。

代表的な成分として、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、クエン酸マグネシウムなど。
処方薬のマグラックスやマグミット、市販薬のミルマグ、スラーリアなどが該当。

 

3、糖類下剤

 

塩類下剤と同様、浸透圧を利用して便をやわらかくします。

また腸内で善玉菌に分解されることで乳酸などを発生させて腸内を酸性にし、腸の動きを助ける作用があります。

子供の便秘や造影剤使用時の便秘予防に使われることもありますが、糖尿病の方には向いていません。

成分として使われているのは、人工的に合成された糖類や麦芽糖など。
処方薬にはモニラック、D−ソルビトールなど、市販薬にはマルツエキスがあります。

 

4、浸潤性下剤(しんじゅんせい)

 

便の表面張力を低くすることで、便の内部に水分や油分をとりこんで便を柔らかくし、排便しやすくします。

肝臓疾患のある人や妊娠中、授乳中の方は使えません。
作用が穏やかなため、刺激性下剤と合わせて使うこともしばしばあり、刺激性下剤の成分が含まれることもあります。

代表的な成分はジオクチルソジウムスルホサクシネート(通称DSS)という界面活性剤です。
処方薬ではビーマスS、市販薬ではコーラックU、スルーラックプラス(この2種類、正確には大腸刺激性+浸潤性)、クリアなど。

下剤の副作用は何が起こる?

下剤を使用した時の副作用として上げられるのは、腹痛や吐き気など。

特に副作用が出やすいのは刺激性下剤に分類されるもので、長期間の使用により自力で便意を感じることができなくなったり、大腸メラノーシスを起こしてよけい便秘が悪化するケースもあります。

また、膨張性下剤の場合、腹部膨満感を感じることがあります。
浸潤性下剤を常用しすぎた場合、脂溶性ビタミン剤がうまく吸収されなくなることもあります。

気になる副作用『大腸メラノーシス』とは

 

下剤の服用で特に気になる副作用が『大腸メラノーシス』です。

大腸メラノーシスは、刺激性下剤の乱用により、大腸の粘膜に色素沈着が起こり、大腸の壁が分厚く固くなってしまう病気のことを言います。

 

大腸メラノーシスになると腸の神経が鈍くなるので、さらに便秘になりやすくなってしまいます。
また、腸の粘膜の細胞が硬化することで、がんのリスクが高まるという説もあります。

 

大腸メラノーシスを引き起こす可能性があるのは、センナ、アロエ、ダイオウなどを含む大腸刺激性下剤の乱用です。

下剤には副作用があることを忘れず、
日頃は安全なサプリメントなどで対策しつつ
長期服用はさけるように意識することが大切です。

 

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